症状別治療内容

耳鼻咽喉科は耳・鼻・のどを中心に、睡眠時無呼吸やめまい、飲み込みの診療を行っています。
耳鼻科疾患の代表的な症状について簡単にご紹介します。


いびきや無呼吸についてお困りの方

いびき

いびきがひどい、寝ている間に息がとまる、眠りが浅い、疲れがとれない、日中の眠気が強い、治療を受けているのに血圧が上がっていくなど。

適切な睡眠時間は年齢により異なりますが、成人の場合には7時間ほどだといわれており、一日の1/4~1/3ほどになります。睡眠には体や脳を休めたり、記憶の整理をしたりなどの重要な働きがありますが、喉や鼻の不調によって空気の通り道が狭くなり、上手く眠れなくなってしまう事があります。軽度な場合にはいびきをかくようになりますが、酷い場合には息がとまってしまい、様々な悪影響を生じることがあります。耳鼻咽喉科は空気の通り道の評価を専門としておりますので、いびきや無呼吸などが心配な場合には、まずご相談ください。


耳についてお困りの方

耳

耳の痛み、耳だれ、難聴、耳鳴り、補聴器についてなど。

耳は非常に繊細な感覚器です。耳の皮膚は薄くて簡単に傷ついてしまうため、かゆみや痛み、耳だれをおこします。疲れやストレス、睡眠不足、気圧の変化などによって聞こえが悪くなることもあります。放置することで増悪することが多いため、不安を抱えた場合には早めの受診をお勧めいたします。耳掃除一つから、お気軽にご相談ください。


鼻についてお困りの方

鼻

鼻水が多い、鼻がつまる、頭の重い感じがする、鼻血、喉に鼻水が落ちてくるなど。

鼻の症状は命に関わるものこそ少ないものの、日常生活を送る上で大変つらいものが多いです。例えばスギ花粉やダニのアレルギーでは集中力や睡眠の質の低下、体のだるさなどを引き起こしますし、副鼻腔炎では匂いや味がわかりにくくなったりすることがあります。症状に応じて顔のレントゲン写真や経鼻内視鏡検査を行い、精査します。


のどについてお困りの方

のど

のどの痛み、のどのイガイガ感・違和感・つまった感じ、声がかれた、首の腫れ、魚の骨がのどに刺さった、咳や痰など。

のどの痛みは感染によるものが多いですが、ウイルスによるものなのか、細菌によるものなのかで対応が変わってきます。また、痛みが酷い場合や呼吸のしにくさがある場合には、急性扁桃炎や急性喉頭蓋炎といった、早い対応が必要な病気の可能性もあります。耳鼻咽喉科では経鼻内視鏡によって、通常ではみることの出来ない場所を観察し、診断することができます。
酷くなってしまう前に、是非ご相談ください。


めまいについてお困りの方

めまい

朝起きたら目の前がぐるぐるまわる、つねに体が揺れている感じがする、天気が悪いと気分が悪くなりやすいなど。

めまいには様々な原因があり、治療法はそれぞれ異なります。大事なのは、何が原因となるめまいで、どうすれば良くなるのか、次におこりににくくなるのか、を知ることだと考えています。そのためには、ただ薬を飲むのではなく、正確な診断とめまいに対する知識を得ることが重要です。
めまいの多くは耳の奥にある三半規管というバランスをとるための器官の不具合が原因でおきるものです。耳鼻咽喉科では、眼振という特徴的な眼の動きを観察することでめまいの原因がなにかを考え、診断しています。めまいでお困りのことがあれば、気軽にご相談ください。


その他の症状についてお困りの方

診察

風邪がなおらない、首がはれた、耳の下がはれた、顔が動きにくくなった、飲み込みが悪い、むせ込みが多い、顎が痛いなど。

首には甲状腺やリンパ節、耳下腺など様々な臓器があります。また、顔を動かすための顔面神経は耳の奥にあるので、これらも耳鼻咽喉科が専門とする分野です。ご年齢が上がってくると飲み込みが悪くなることがありますが、飲み込みの機能の評価も耳鼻咽喉科が得意とするところです。それ以外でも、なにかお困りの場合にはお気軽にご相談ください。